2021年11月12日金曜日

こちょことこしょ

 11月23-28日


こしょ

紀田順一郎編 書物愛 [日本篇]
「老人は本をまず奥付から開き、軽くうなずくと次に値段を見て本を閉じた。そして本には目もくれず、草履ばきの足で、すたすたとレジの方へ歩いて行った。その本に関して老人は、それ以上の行動をしなかった。(横田順彌 著 古書狩り)」
ゾウリばきもさることながら、巻末ページを見ただけでうなずけるとは。
本という書物と対話しているような、それくらいにひとりの世界を持っている人なんでしょうか。


こちょこ
伊万里 吹き墨筒 明治時代
明治になると、ドイツからベロ藍と呼ばれるコバルトブルーの染料が輸入され、江戸時代に比べてグンと鮮やかなブルーになります。
「ベルリン藍」がなまって「ベロ藍」になったそうな。
吹き墨とは染料を吹き付ける装飾技法。



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常設に戻りましたが

あともう少しの間、高島聡平さんの作品を何点か並べています。 @takashima_sohei     備前 窯変 鶴首花生  高さ16.5cm 釉薬を使わず、火と灰の力でこれだけ表情豊かな景色が生まれるなんて、きれいだなぁと見入ってしまいます。 徳利にも使えて2wayで。