2018年8月31日金曜日

十勝の木のうつわ展




フラットプレート
10年前、佐々木さんとお取引を始めたときに、厚かましくもお願いして特別に作っていただいた思い出深いお皿です。
内側を刳らず平坦なままの、横に置いた時に水平線になる美しさとシンプルさが大好きで、完成品を見せられた時は思わず飛びついてしまったほどです。
カフェでもピザ皿としてずっと愛用されてきました。
今回、記念としてまた作っていただいた、大小のフラットプレートが並んでいます。
このプレートも上から見ると、裁断した球体のようにコブ目と木目の美しさが際立っています。
ハルニレコブ 径23.8cm 
7000円(+税)

2018年8月30日木曜日

キハダのカッティングボード




十勝の木のうつわ
うつわ以外のものも。
木のカッティングボードとヘラ。
右端のカッティングボードの材はキハダ。
佐々木さんも大好きな木で、冬の時期など、自然乾燥のため外に積まれたキハダの木口は雪に映えてとても美しいそうです。
取っ手を含む長さ35.5cm
7300円(+税)

*ヘラ1600円ー1900円(+税)

2018年8月29日水曜日

木の匙




十勝の木のうつわ 展
木の匙・スプーン
これは佐々木さんの何年もの試行錯誤から生み出された匙です。
親指と人差し指と中指の中ですんなりとフィットしてくれる曲線と安定感。
丸みを帯びた形状と、掬いやすさ、口あたりと滑り加減などを熟考したシャープさ。
試作を重ねてようやくできた、嬉しい木匙です。
エンジュ、ナラなど
2600円+税

2018年8月28日火曜日

ものづくりの人間としての矜持


十勝の木のうつわ展

以下は今年の6月、幕別町の旧小学校に佐々木要さんの工房を訪ねて、伺ったお話です。
会計士から材木屋へ、木の凄みに出逢う。
木を挽くことが大好きになって、それだけにとどまらず仕事後、夜な夜な趣味で器作りを始める。器の性質をもっと知りたい。もっと木に触れていたい。
そのうちに挽きたての生の木を木ろくろで刳るとどうなるのか。
70年代後半のことで、グリーン材という言葉すらなかった時代。
北海道という土地柄、伝統工芸としての木工技法を知るすべもなく、まわりの仲間でも同じことに関心を持つ人はいなかった。
アメリカから、グリーン材などウッドクラフトの本を取り寄せ、独学で研究する。
木のうつわ作りの仕事をはじめるにあたって、退職金を全て木材費に充てた。
とにかく木が大好きで、いつも触っていたい。形も厚みも手触りも。
本当に好きでないとこんなに続かない。



木の自然乾燥
木材として木の器を刳れるようになるまで。「一寸一年」ともいう。
裏庭で乾かしている材木で一番の古参は17年もの。
最も厚い材木で10cm。
挽くのは冬が多い。挽く(裁断)
送られてきたときは直に積まれており、水分のせいで1日でカビが生える。
まんぼう(さん木)を二日がかりであてがう。空気が通るようにする。
素人では一本すらあてがうことが不可能=積んだときにガタガタになり、崩れやすい。
自然の空気にあて徐々に、じっくり木の含水率を減らしていく。
今年は6月に挽いた。含水率は70−80%で、重さ70−80kg。
挽きたての木材は含水率が100%を超える。一立方m=1トンといわれる。
2年ほどかけて自然外気で15−18%まで。
自然乾燥では最速で3−6ヶ月。2−3年かかることも。
さらに室内で乾かして器の材木となるまで含水率を10%以下にする。



2018年8月26日日曜日

十勝の木の日曜日




十勝の木のうつわ展
本日、日曜日も営業しております。
初日からお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
上から撮影して改めて思うのは、同じ材の木でも年輪や色合いが微妙に異なってくることです。
ひとつひとつの木の味わいを生かした器の美しさから、用途も広がってくるのではと思います。
どんな料理がこの木の器に盛られるのか楽しみです。

2018年8月25日土曜日

Start!




十勝の木のうつわ展
本日Startです!
10回目を記念して、5000円以上お買い上げのお客様に、木のカトラリースタンドをプレゼントします(15袋限定)。
10回目の節目の今回の展示会。特別に作っていただいた、10年前より思い入れのあるフラットプレートなども並んでいます。
佐々木さんが作る木の器たち、ものづくりの手による仕事を、ぜひ手にとってご覧になってみてください。
皆様のお越しをお待ちしております。




2018年8月23日木曜日

いよいよ明後日から!



十勝の木うつわ展
いよいよ明後日25日 Start!!
近所のお餅屋さんで買った大福を、ハルニレの埋れ木にのせました。
埋もれ木は泥の中で無酸素状態により、腐れずに長年埋もれていた材です。
着色せずに自然に色づいた深い味わいがあり、和洋問わず何をのせてもGOODです!
径15cm

2018年8月22日水曜日

十勝の木のうつわ 



昨日、幕別の旧小学校の佐々木さんの工房を訪ねてきました。 
佐々木さんの木のうつわを説明して下さる姿を見て、痛感させられました。 
10年前、初めてお会いした際の印象と、変わっていなかったのです。 
木に関するさまざまな質問に、ある高揚感をもって次々にお話ししてくださる佐々木さんは、以前と変わらない、何かに没頭する少年のような無邪気な良いお顔をされていました。 
うつわの素材となる木そのものを、あえて自然乾燥で数年もの期間をかけてじっくりと器の素地をつくる、ということ。 
木のことを熟知する材木の仕事をされていた佐々木さんだからこそ、そのスタート地点から、木と付き合うことに膨大な時間を費やしている。それを何十年も続けていることに驚嘆するしかありませんでした。 
もともと私が十勝の木のうつわの一ファンで、木の温もりと使い勝手が良いという、本当に単純な理由でお取り扱いのお願いをしたのが最初ですが、今回の訪問で、佐々木さんのものづくりに対する姿勢の芯の太さを改めて知らされました。
一つの器ができあがるまでの背景を知るのも、その器を楽しめる要素と思います。
10回目の記念の展示会、お楽しみに。

825日(土)から92日(日)まで

2018年8月20日月曜日

十勝の木のうつわ展





いよいよ25日(土)スタート!
縁に立ち上がりのある、お盆としても使えるプレート。
材はセン。その涼やかで良質な木目の美しさから、センは盆材として重宝されています。
径20cm x 高さ2.5cm

2018年8月18日土曜日

盆・プレート


お盆が過ぎて、あら、もう
秋?って思う風が吹いてます。来週から
十勝の木のうつわ展がはじまります!
amicafe時代から今回で10回目と1番多くさせてもらった展示会です。
RHYTHMカフェで今でも使っていて活躍している器です。リム皿もずっと定番で飽きないデザインです。
はじめての方も、少しずつ買い足して下さる方にも楽しんでもらえる展示会にしたいです。
十勝の木のうつわ展
8月25日(土)-9月2日(日)


2018年8月15日水曜日

十勝の木のうつわ展



8月25日(土)-9月2日(日)
今年で10回目!
幕別町に工房を構える佐々木さんによる
木の器の展示会です。
とにかく木が大好きで、形も厚みも手触りも
いつも触っていたい。
十勝で生まれ育ち、木の仕事にたずさわる
ものづくりの人の愛情が詰まった器です。

2018年8月12日日曜日

お礼



森永豊 ガラスの器展
昨日終了しました。
今年は鹿児島に森永さんの工房を訪問し、直にその制作現場も拝見することができたので、ひとつひとつの吹きガラスの器がいかにして作られるかという過程をより知ることができました。
本州最南端よりはるばるやって来た、吹きガラスの器が、それぞれ購入してくださったお客様のところで新しい普段使いとして、食卓やリビング、窓際などを彩ってくれていると想像するだけで嬉しくなります。
この度はまことにありがとうございました。
13日(月)は展示入れ替えのため、お休みとさせていただきます。

2018年8月11日土曜日

本日、最終日です。


森永豊 ガラスの器展
本日、最終日です。
今回はガラスのコップで初見のものが多く、一目みて「素敵!」と引き寄せられてしまいました。


細長い筒のタンブラー。
口径7cmx高さ13cm 2700円(税込)


ガラスコップ
口径7cmx高さ7.5cm 1944円(税込)


鎬型ガラスコップ(蕎麦猪口にも)
口径8.5cmx高さ7.5cm 2160円(税込)
本日も皆様のお越しをお待ちしております。

2018年8月10日金曜日

いよいよ明日まで!



森永豊 ガラスの器展
いよいよ本日と明日を残すのみとなりました。
吹きガラス特有の、飴色で柔らかな口当たりのせいでしょうか、グラスに普通のお水を入れて飲んでも不思議と美味しく感じます。
脚がリング状のワイングラスは、個人的に欲しくなってしまう、とても好きなつくりです。
口径6.5cmx高さ13.5cm
5940円(税込)



2018年8月9日木曜日

森永豊 ガラスの器展



今回は可愛らしいサイズの蓋物もあります。
硝子の結晶のような複雑な表情。
砂を固めた型から生まれた有機的な形が見ていて飽きません。
高さ9cm
5940円(税込)

2018年8月8日水曜日

森永豊 ガラスの器展




ガラス徳利
この上ないシンプルな形の徳利です。色も無色透明。
しかし、これも吹きガラスなのです。
素に近い器は、そこに容れるものを引き立ててくれます。
まだお酒は容れていませんが、飾り気がないだけによく映える徳利と思います。
口径3.2cmx胴径9cmx高さ12.5cm
4320円(税込)

2018年8月7日火曜日

森永豊 ガラスの器展



目で涼を取るような爽やかなブルーのガラスたち。青いガラスでまとめた一角を設けました。
7月28日、鹿児島県薩摩川内市にある森永さんの工房を訪ねました。
蔦に覆われた工房はおとぎ話に出てきそうな小屋でしたが、中に入ると一見雑然としているようで、実は無駄なく動けるように道具があるべきところに整然と配置されていました。
38度くらいのこの日の気温でしたが、工房内に入ると、すでに熱せられている炉のせいで40度をゆうに超えていたでしょうか。粒のように汗が流れて止まりません。
しかもガラスは1000度を越すような火で熱せられます。この過酷な条件下で、小さい盃サイズのグラスでも、ひとつずつ森永さんの手によって吹きガラスは作られていました。
あの灼熱の世界から、こんな涼しげなガラスが生まれてくる。
苦行のような制作過程を実際に見て、同時にそれを凌駕する森永さんの情熱を垣間見たような気がしました。



2018年8月5日日曜日

森永豊 ガラスの器展



本日、初日です!
今年は例年にも増して、自分が個人的に唾をつけたくなるような佳品がずらりと並んでいます。困ったことです。
昨日あたりから頓に涼しくなりました釧路。そんな爽やかな夏の食卓を彩る、お気に入りのガラスの器を見つけていただければ幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。
ー8月11日(土)まで

2018年8月2日木曜日

Organic green tea from Kagoshima


森永豊 ガラスの器展 に併せて
8月5日〜9日の間、鹿児島の水出し緑茶を森永さんのグラスに入れてお出しします。
300yen(奈良・吉野の乾燥柿つき)
お茶は、鹿児島の南端、頴娃(えい)町の大野岳で育てられた、美里園さんの深蒸し茶葉を使用。
美里園の三代目で日本茶アドバイザーでもある山下浩福さんによって、良質な有機肥料と無農薬で大切に育てられた茶葉です。
温暖湿潤な土地にあり、南国の太陽を浴びたお茶は、爽やかでいて深い味わいが特徴です。






2018年8月1日水曜日

森永豊さんのガラス工房


スタッフの高比良です。 鹿児島は薩摩川内市にガラス作家の森永豊さんの工房を訪ねてきました。
蔦に覆われた小屋のような工房はおとぎ話に出てきそうな可愛らしい佇まいでしたが、
連日35度を超える酷暑の中、さらに密閉した空間で高熱のガラスを吹きつづける森永さんの姿勢は鬼気迫るものがありました。
今回はsendの空間をイメージして制作してくださった器が揃っており、すでに送られてきた器を検品しているだけで、この馴染み具合はどうだろう、とジーンとしています。
展示会はいよいよ日曜(5日)スタートです!






お昼どき

  シュークリームでの ティータイムなんぞいかがでござんしょか。 真っ白なプレートですが、なんか癒される風合いです、うっすらと陽刻された麦模様など。 フランス・アンティーク皿 サルグミンヌ窯 径20.2cm高さ2cm