2023年1月30日月曜日

骨董ノ市

 


2月11日-18日
キュノワールのボウル
w18cm x h8.5cm
19世紀
Culお尻 Noir黒 という意味のキュ・ノワール。
フランス北部のノルマンディー地方ルーアンで生まれた、
白と黒(赤茶)の掛け分けが特徴の陶器です。
日本でも「キュノ」とよばれ人気があるけど、
そら好きになるわー、と納得。
色も形も素朴だけどカッコいいもん。
コロナ以後、フランスの業者も前よりさらに入手困難になっているそうですが。
 





2023年1月28日土曜日

骨董ノ市



2月11日-18日
修道院のエタン皿
フランス 19世紀(1820-1840)
w23cm
ピューターpewterのことをフランスではエタンétainと呼ぶそうです。
ピューターはスズを主成分とする柔らかい合金です。
このお皿は修道院のために作られたものらしく、
装飾性に乏しい反面、
修道院の住人のイニシャルが彫られていたり、
縁の部分の丸みの処理など、
職人の隠れた手の仕事がみえる精作です。
 




2023年1月27日金曜日

骨董ノ市

 

2月11日〜18日
ヘタウマな絵、とか時々見聞きすると、ヘタウマてなんだ?とずっと疑問でしたが、
これを見て、ヘタウマだ!と初めてピンときました。
江戸時代の伊万里の職人が描いた染付で、おそらく何千、何万と描いてきた人でしょうから、筆致にはそれなりに馴れた技が垣間見えつつ、、
やはりユルい。
アクビして描いたようなのどかさです。
しかし、この気の抜けた感じが現代の感覚に合ってるようにも思うなあ。
伊万里 皿
江戸後期(19世紀)
径21cm



2023年1月25日水曜日

骨董ノ市

 


2月11〜18日
絵瀬戸の小鉢
江戸後期(19世紀)
径11cm 高さ6.7cm
骨董に流行りなんてあるのかと最初は思ってましたが、意外にあるんですね。
プチ・ブームな「絵瀬戸」の器。
幕末ごろに美濃や瀬戸地方で、桃山時代の志野や織部の写しものが多く作られましたが、中にはコピーに終わらない独自のデザインもあります。
本品もそのひとつで、シンプルな台形やささっと描いたような絵が軽妙で、現代の食卓でも使いやすそうです。




2023年1月24日火曜日

骨董ノ市

 


2月11日〜18日
招福猫
奈良の業者さんに教えてもらうまで、
住吉大社の「はったつさん」のことは知りませんでした。
商売繁盛、家内安全の発達繁栄を祈願するところからついたこのネーミング。
招福猫はそのはったつさんのシンボルだそう。
業者のおじさんは見せてくれながら
「はるばる大阪の住吉から奈良まで来はった」
と笑っていましたが、それが海を超えて釧路まで来はるとなると、はるばるどころじゃない。
なんと表現するのか聞いとけばよかった。
ともあれ、この招福猫、昭和20年代くらいのものらしく、目つきのタッチがそれぞれ違って表情が多彩です。
各3.5cm 15体
 



 

2023年1月23日月曜日

hamburger on a vintage plate

 


輸出向けにつくられた
ヴィンテージの白磁オーバル。
ウチの隠れ鉄板商品でもある。
同じサイズでも厚みや重みがひとつひとつ違います。
風合いも個性が違い、ヴィンテージならでは。
この3点は1960〜70年代に、
京都の大学の留学生向けの学食に使われていたそうで、
そんなヒストリーも微笑ましい。
最大径26.3cm
 



 

2023年1月21日土曜日

昨日の絵高麗の器に

 


豆花(トウファ)風をつくって入れました。
簡単にできるかと思いきや
思わぬ苦戦を強いられ、
2度ほど久しぶりの絶望感を味わいました。
しかし写真は私の労苦など知らぬかのように涼しげだし、味も寒天強めだけどスッキリしてたし。
まあまあハッピーです。

2023年1月20日金曜日

骨董ノ市


2月11日〜18日
ちょっと前に奈良の業者さんに見せてもらったのが、これ。
絵高麗(えごうらい)という皿。
中国北部の磁州窯というところで、
元〜明時代に作られた器だとか。
元が1271年〜1368年、明が1368年〜1644年となると、、、
下っても380年前。。。相当前だな。
何はともあれ、サイズといい深さといい、食器としてけっこう使い勝手がいいのでは?
白地に青の配色も、絵高麗の特徴である梅マークも、おとなしめです。
径14.5cm 高さ4.7cm



 

 

 

白い茶碗は青より古そう。15世紀くらい。
ザ・茶碗なサイズだけど硬質でズシリと重い。
径15cm 高さ6.5cm


 

2023年1月18日水曜日

2月の展示会です。

 


骨董ノ市
2月11日〜18日
「家にコットウを!」
と自分以外だれも言っていませんが、
テーマなんかつくって今さら恥ずかしい思いです。
自宅で当たり前に使えるような
気軽なコットウの器、
ちょっとだけイカつい茶道具、 
そしてよく分からない古物も並べます。
お楽しみに!

2023年1月16日月曜日

久々の雪❄️ですね。

 


昨年末の和商市場イベントにて、
石田珈琲店で購入した、たべるとくらしの研究所の桃🍑コンポート。
アイスにのせて食べても美味しいよ!と言われてから大事にとっておいた分、先ほど解禁いたしまして…
おいひかったです!
食べる前からさぞ美味しかろうと思っていたのですが、ウマいわ。
ヴィンテージ白磁のカップ、スプーンはsendで販売しています。



 

2023年1月13日金曜日

今日も曇って

寒いですね。
この季節の路面がいつもおそろしくて、ええ歳して生まれたての鹿並みの足どりで歩いてます。
ただ今年はまだ滑って転けてない。
毎年、最低3回はやって、過去2回くらい骨イカしてました。
今年はまだ転けてない。
密かな矜持を胸に、今日も老バンビの歩調です。


 

 

2023年1月10日火曜日

そろそろ

正月のご馳走責めにも、皆さんひと段落ついた頃ではないでしょうか。
母が小さかった頃は元旦の朝に、径8センチの丸餅を祖父は15個、祖母は10個、お雑煮で食べていたというから…おそろしや。


プレーンなヴィンテージのリム皿に美味しいパンひとつ。
赤にラインがワンポイントですね。
径22.7cm
東洋陶器會社製
1930〜1940年代


 

2023年1月3日火曜日

新年あけましておめでとうございます。

 


昨年末の和商市場での、楽しいイベントが特急電車🚃のように過ぎていき、ろくに御礼もできず失礼いたしました。
お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。
2022年は、初めて開催する展示会もあり沢山の刺激を受けました。
2023年は、守りと攻めをバランス良くやっていけたらと思います!
作り手の皆様と、来てくださる温かいお客様に感謝の気持ちを込めて、ご挨拶とさせていただきます。
send/釧土

仕入れ旅での見っけモン

  島根県松江の民窯フリーカップ 明治36(1903)年 径6.5cm 高さ7.2cm 鈍重な色味の印象に反して、卵シェイプ、薄づくりで軽い! けっこう現代陶にも通じるデザインかと。 これもミンゲイ、と言いたいところですが、このカップがつくられた当時、民藝運動の柳さんはまだ中2く...