2022年10月29日土曜日

器の漆直し

金継ぎのご依頼があり、
三片に割れた蕎麦猪口を漆で接合して、
仕上げに金を蒔きました。
染付の磁器に金もいいもんだと実感。
銀の渋さも素敵ですが、金は何かこう華やぎますね。
魚の絵ともマッチして。





こしょこちょこさら

11月20日から26日まで
案内状そろそろ印刷されて届く頃かな〜と呑気に過ごしていたら、パソコンの入稿時にアホみたいな単純な操作ミスをしていて作業が止まっていたのに10日間も気付かず。。我ながらのドジに落ち込みました。
こさら
黄と緑のヴィヴィッドな竜の図が描かれた清時代、中国の小皿です。
この手の鮮やかな彩色の器は「粉彩」といって、七宝を模してエナメルを塗り重ねた磁器で、清時代に流行しました。
「道光年製」と裏に書かれていますが、道光とは1821~1850年の清朝を治世していた皇帝の名前です。
w9.5cm h2.2cm


2022年10月24日月曜日

季節はめぐり

11月、また件の展示会がやってきます。


古書かわしま @946kosyokawashima とのコラボ展。
昨年の「こちょことこしょ」改め今年は、
「こしょこちょこさら」 です。
前回より早口言葉の難易度も上がりました。
11月20〜26日まで
古書かわしまさんからは、昨今のミニ本コンパクト本の注目度の高さにあやかりまして、
昭和30年代から平成までを駆け抜けた、伝説のカラー写真の文庫本、
「カラーブックス」シリーズのみを約100冊並べます。
sendからは、珠玉のかわいいヤツら、古猪口と古(小)皿をご紹介。
そして、主催者がトークの迷宮入り確実な座談会(お抹茶とスイーツ付)も敢行します!
お楽しみに!




2022年10月21日金曜日

もうすぐです!

mioasse
@mioasse326
pop up shop
11月3、4、5日の3日間、開催します!
先日、mioasseのshopを訪れて、
秋冬のアイテムを
試着させてもらいました。
どれもこれも着心地とラインの
出方が抜群◎
正直、全部欲しいと思った次第です。
↑語彙力なくてすみません。
40代に入り、着心地と生地の質感はかなり重要になってきました。
mioasseのお二人が、着る側の立場からも考えて、しっかりディテールまで練られたのが、衣服からひしひしと伝わってきます。
寒冷地の北海道には欠かせない、カシミアやウール素材で作られたニットは重宝します。
そして、ウールソックスも並びます!
質の良いあたたかいものを身に纏って、ご機嫌に冬を過ごしていきましょうー!





2022年10月17日月曜日

ここ10日くらいで

釧路はめっきり秋ですね。
めちゃんこ美味しい柿の季節ですが、今回は生菓子。
濃緑のシンプルな染付がかわいい小皿にのせました。
たしか肥後(熊本)辺りの地方で作られた磁器だった、気がする。
真ん中のドーナツみたいな輪っかは重ね焼きした跡。
19世紀




2022年10月15日土曜日

イチジクと

 

 

ヴィンテージのオーバルプレート。1960s
古い白磁はひとつひとつ微妙に色むらの違いなどあって面白いです。
数多く作ったんでしょうが、今の工業製品とはまた異なり、それぞれの表情があるように思います。

 

2022年10月13日木曜日

出張先から

 
古物の戦利品をチラッとご紹介。
奈良の赤膚(あかはだ)焼の小皿。戦前ごろの。
お茶道具を主につくっていた赤膚ならではのユニークな形、上品!
京都の生麩田楽も合います◎

 

筒型の湯のみ?は淡路島の珉平(みんぺい)焼。
モヤっとしたリンゴの絵が昭和レトロぽいけど、実は明治時代のもの。


 

 

2022年10月8日土曜日

かえってきます!

 


夏に開催して、大変ご好評をいただきました
田中佳子さんと中川由美子さんが始めたブランド
mioasse @mioasse326
ポップアップショップをsendで再び開催します!
今回は秋冬もの!!
「mioasse」はイタリア語で「自分軸」という意味があります。
流行にとらわれることなく、作り出す本人たちが 着たいと思えるものを作る。
身につける側の姿勢や気持ちをくみとりながら
ていねいに作られた衣服たちが並びます。
11月3、4、5日、3日間限定の開催です。
お楽しみに!!


 

2022年10月5日水曜日

直前のお知らせ になりましたが、

明日6日から12日まで、
臨時休業させていただきます。


ところでsendには古い木のものがいくつか置いています。
明治期の踏み台や、朝鮮のハシゴ、英国の教会椅子など。
国も用途もさまざまですが、それぞれ人に使われ育ってきた木味が生きています。

 

2022年10月3日月曜日

いやはや、

もう10月です。
だんだんと冷えてきて、暖かいモノが恋しくなりますね。
愛知県の伝統毛織の技術を今に伝える
loomerよりベビーキャメル100%の大判ストールが届きました。
ラクダの毛織はウールの1/100の生産量しかなく、子ラクダの毛はさらに貴重です。
保温性に優れ、より軽くて暖かい、羽織ったときにその柔らかさと肌触りを実感できる特別なストールです。
秋冬のコーディネートもバシっとキマりますね!

 





2022年10月1日土曜日

フランスのマグ

 


キュノワール
Cul お尻 Noir 黒 という意味。
なるほど、外側が暗褐色で内側は白い、渋い掛け分けデザイン。
にゃんと150年くらい昔のもの。
マグカップの原型とも言えます。



長野の友だちが今年も千曲のとびきり美味しいブドウを。
ウ、ウマーい…
アメリカのピューター皿に乗せました。



 






 

仕入れ旅での見っけモン

  島根県松江の民窯フリーカップ 明治36(1903)年 径6.5cm 高さ7.2cm 鈍重な色味の印象に反して、卵シェイプ、薄づくりで軽い! けっこう現代陶にも通じるデザインかと。 これもミンゲイ、と言いたいところですが、このカップがつくられた当時、民藝運動の柳さんはまだ中2く...