2023年2月7日火曜日

骨董ノ市

 


2月11日〜18日
踏み台
明治時代
高さ52.5cm
どれだけ酷使したらこんなになるのか、というくらい使い古された木の台です。
高いところに手が届くように踏み台として作られたのでしょうが、
ちょうど座れる高さで、
台所の腰休めにも良さそう。
しかもいまだ丈夫、まだまだ使える働きもの振りです。
 



 

2023年2月6日月曜日

骨董ノ市

 


2月11-18日

英国の貧乏神スプーン
1900-1920年代 Shefield(シェフィールド)
11.5cm 洋銀
柄の部分が人型なので、あちらの聖人か偉人かと思っていたら、
なんとビンボー神だそう。
縁起でもなさそうですが、
そこはヒネくったユーモアを愛する英国らしく、
「これ以上ビンボーにならないように」
というお守りの要素もある
んだとか、さすが。
それにしても欧米にもビンボー神という概念があったんだな。
God of Poverty
と英語で呼ぶそうですが。
 





2023年2月4日土曜日

骨董ノ市

 


2月11日〜18日
カンフーベンチ
清朝時代(19世紀・中国)
ジャッキー・チェンの映画「ヤング・マスター師弟出馬」にも武器として登場するのがカンフーベンチです。
あの映画の時代設定が一体いつなのか、いまだもって謎ですが、
個人的には陽キャ全開のジャッキーさんより、
相棒役で、眉の角度が憂いを帯びたシックなイケメン、
ユン・ピョウさんのファンでした。
このベンチ、実戦に使われてたかどうか定かでなく、
経年のたわみはあるものの、
硬い木の材で、造りも丈夫です。
平和的にお座りください。
座面の長さ108cm、幅15cm、高さ50cm
 




 

2023年2月1日水曜日

骨董ノ市

 


2月11〜18日
ちょっと前に弟子屈の山椒さんで購入した、伊勢志摩の芽ひじきと豆を煮込んでみました。
嚙むと旨みがジュワッと広がります、美味しい〜〜〜
 
琉球 壺屋(チブヤ)焼 マカイ
19世紀 
口径12cm 高さ6cm
琉球王国時代から沖縄では茶碗やどんぶりのことをマカイと呼びます。
釉薬を使った器は上焼(ジョーヤチ)といい、王家の食器だけでなく、一般庶民の雑器に至るまで広く作られていたようです。
口縁の欠けを漆で直しています。
 





 

2023年1月30日月曜日

骨董ノ市

 


2月11日-18日
キュノワールのボウル
w18cm x h8.5cm
19世紀
Culお尻 Noir黒 という意味のキュ・ノワール。
フランス北部のノルマンディー地方ルーアンで生まれた、
白と黒(赤茶)の掛け分けが特徴の陶器です。
日本でも「キュノ」とよばれ人気があるけど、
そら好きになるわー、と納得。
色も形も素朴だけどカッコいいもん。
コロナ以後、フランスの業者も前よりさらに入手困難になっているそうですが。
 





2023年1月28日土曜日

骨董ノ市



2月11日-18日
修道院のエタン皿
フランス 19世紀(1820-1840)
w23cm
ピューターpewterのことをフランスではエタンétainと呼ぶそうです。
ピューターはスズを主成分とする柔らかい合金です。
このお皿は修道院のために作られたものらしく、
装飾性に乏しい反面、
修道院の住人のイニシャルが彫られていたり、
縁の部分の丸みの処理など、
職人の隠れた手の仕事がみえる精作です。
 




2023年1月27日金曜日

骨董ノ市

 

2月11日〜18日
ヘタウマな絵、とか時々見聞きすると、ヘタウマてなんだ?とずっと疑問でしたが、
これを見て、ヘタウマだ!と初めてピンときました。
江戸時代の伊万里の職人が描いた染付で、おそらく何千、何万と描いてきた人でしょうから、筆致にはそれなりに馴れた技が垣間見えつつ、、
やはりユルい。
アクビして描いたようなのどかさです。
しかし、この気の抜けた感じが現代の感覚に合ってるようにも思うなあ。
伊万里 皿
江戸後期(19世紀)
径21cm



2023年1月25日水曜日

骨董ノ市

 


2月11〜18日
絵瀬戸の小鉢
江戸後期(19世紀)
径11cm 高さ6.7cm
骨董に流行りなんてあるのかと最初は思ってましたが、意外にあるんですね。
プチ・ブームな「絵瀬戸」の器。
幕末ごろに美濃や瀬戸地方で、桃山時代の志野や織部の写しものが多く作られましたが、中にはコピーに終わらない独自のデザインもあります。
本品もそのひとつで、シンプルな台形やささっと描いたような絵が軽妙で、現代の食卓でも使いやすそうです。




2023年1月24日火曜日

骨董ノ市

 


2月11日〜18日
招福猫
奈良の業者さんに教えてもらうまで、
住吉大社の「はったつさん」のことは知りませんでした。
商売繁盛、家内安全の発達繁栄を祈願するところからついたこのネーミング。
招福猫はそのはったつさんのシンボルだそう。
業者のおじさんは見せてくれながら
「はるばる大阪の住吉から奈良まで来はった」
と笑っていましたが、それが海を超えて釧路まで来はるとなると、はるばるどころじゃない。
なんと表現するのか聞いとけばよかった。
ともあれ、この招福猫、昭和20年代くらいのものらしく、目つきのタッチがそれぞれ違って表情が多彩です。
各3.5cm 15体
 



 

2023年1月23日月曜日

hamburger on a vintage plate

 


輸出向けにつくられた
ヴィンテージの白磁オーバル。
ウチの隠れ鉄板商品でもある。
同じサイズでも厚みや重みがひとつひとつ違います。
風合いも個性が違い、ヴィンテージならでは。
この3点は1960〜70年代に、
京都の大学の留学生向けの学食に使われていたそうで、
そんなヒストリーも微笑ましい。
最大径26.3cm
 



 

2023年1月21日土曜日

昨日の絵高麗の器に

 


豆花(トウファ)風をつくって入れました。
簡単にできるかと思いきや
思わぬ苦戦を強いられ、
2度ほど久しぶりの絶望感を味わいました。
しかし写真は私の労苦など知らぬかのように涼しげだし、味も寒天強めだけどスッキリしてたし。
まあまあハッピーです。

久しぶりに

古物のご紹介 酒注ぎにピッタリサイズの片口 生れは瀬戸という方があれば、いやいや山陰の出だという方もあり、はたまた東北という方も… まあざっくり明治時代の民窯ということで。かわいいヤツです 径11.5cm 高さ7cm