2018年3月23日金曜日

日常花Vol.2



本の紹介です。
京都に住まう市井の人びとの花のしつらえを集めた写真集。
「日常花Vol.2」
一年十二ヶ月を通して、様々な方々の「花」とその人となりとが混ざり合う。
そんな関係性から醸し出される空間(しつらえ)の情景が映し出される。
花に現れた、それぞれの人間の小宇宙が、写真家・野口さとこさんによって美しく撮られています。
今回、友だちとしてだけでなく、数寄者としても敬愛する人の花のしつらえに、sendスタッフ高比良の版画を選んでいただきました。
そのしつらえから、友の花との向き合い方、人やものと向き合うその姿が浮かび上がっているようです。
青幻舎 2500円(+税)


色層 版画について 髙比良 哲
私の版画は、何回、何十回とインクの色を重ねて摺り上げます。
摺るほどに紙の表面は磨耗し、下の色と上の色の重なりからなる層から、また新たな色調が顔を覗かせるのです。
圧をかけて摺るという版画の行為は、重ねた色の「こすれ」や「つぶれ」、「かすれ」という複雑な色の世界を生み出します。
摺り重ねた、その圧力によって紙は薄く平たくなっていきますが、紙の上に展開される色はより立体感を増し、深くなっていくのです。

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