2015年12月1日火曜日

竹かごの中



竹親斎こと西園親之さんの竹かご(三段)の内側と裏側です。
西園さんは国から一級竹工芸士に認定されています。
斜めに編まれた竹かごは比較的珍しいのではないでしょうか。
初めて西園さんの竹かごを見たとき、その美しい佇まいにすっかり見とれて、フタを開けて中を覗いて更にびっくりしました。
表側と同じくらいに、内側も竹皮が驚くほど密に編まれていて、幾何学模様のよう。
その網目の緻密さに暫し目がクラックラッしました。





 西園さんご自身は、ちゃんちゃんこを羽織って、こたつに入ってお孫さんと談笑される好々爺、といった佇まいの人です。

7年前、西園さんの鹿児島のご自宅兼工房を訪ねて初めてお会いしたとき、その練達のお仕事と、素朴な人柄に第一印象から引き込まれたのを昨日のことのように覚えています。

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久しぶりに

古物のご紹介 酒注ぎにピッタリサイズの片口 生れは瀬戸という方があれば、いやいや山陰の出だという方もあり、はたまた東北という方も… まあざっくり明治時代の民窯ということで。かわいいヤツです 径11.5cm 高さ7cm