2020年2月6日木曜日

器の漆直し/銀継ぎ




銀を撒いた部分が経年により変色しています。
教室の生徒Mさんがはじめに、家に傷物の器が余りない、ということで私物の器を練習に使ってもらいました。
初心者には7cm余りの大きなカケで曲線もある、なかなかハードル高めの直しでしたが、他の器も直しながら辛抱強く、漆を埋めては削るを繰返し、ほぼ一年がかりで最終的に銀を撒きました。
それからまた一年経ち、シルバー色がこのようないぶし銀になりました。
個人的には色ムラも渋い風合いで好きです。
見ようによってはおぼろ月のようで。



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久しぶりに

古物のご紹介 酒注ぎにピッタリサイズの片口 生れは瀬戸という方があれば、いやいや山陰の出だという方もあり、はたまた東北という方も… まあざっくり明治時代の民窯ということで。かわいいヤツです 径11.5cm 高さ7cm