2019年2月28日木曜日

いにま陶房 器展




こんにちは。
関西への出張から帰ってきました。
今回の目的は、今月21日から始まる
いにま陶房 器展 の打ち合わせのため、
吉野にある、いにま陶房の鈴木雄一郎さん・智子さんの工房を訪ねました。
雄一郎さんは朝に窯出しした型づくりの試作品の出来に非常に落胆し、「すごく落ち込んで、泣きそうになっていた」そう仰っていましたが、作陶を生業にして20年になる人が、未だにこんなに真摯に制作に向き合っていることに、なんとも言えない瑞々しさを感じました。
お手製の抹茶ムースは、智子さん試作中の新作のボウルに入れて出していただきました。キリッとした抹茶の味と甘納豆との相性が抜群で、美味しかった。
ボウルは、強度の高い砂気を帯びた土に合うように、化粧土を少しずつスポンジで押しながら、表面の細かな質感を作っていくのです。
気の遠くなるような作業ですが、ご本人は「こういうことが大好きで、いつまでもやってられる」。



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