2019年2月23日土曜日

明後日25日(月)から27日(水)まで、出張のため留守にさせていただきます。

BOOKSPOT
3月4日(月)-3月9日(土)
お茶に関する古本の展示会。
豊文堂書店の川島さんによる珠玉のセレクト本が並びます。

茶の博物誌
ジョン・コークレイ・レットソム著
溝口明子訳 講談社 学術文庫(絶版)
なんと18世紀にイギリスの学者が書いた、お茶に関する論文、茶論です。
東洋の小さな葉っぱがいかに大英帝国を制覇するまでの人気を誇ったか。
イギリスというとまず紅茶のイメージがありますが、このレットソムさんは中国や日本のお茶に関して大きくページを割いています。
「宇治は小さな日本の町で、海に面しており、この小さな町の一帯には同じ宇治という名前の美しい山がある」
琵琶湖周辺と間違っていたのでしょうか。京都の宇治は海に面していませんが、ともかく18世紀に遠い国の西洋人が茶に思いを馳せ、こんな文を記述していたかと思うと、なかなか感慨深いものがあります。

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