2025年2月21日金曜日
いよいよ明後日から
骨董ノ市です!
今年も不安と緊張の波が止みませんが、皆さまのお越しをお待ちしております。
仕入れ先で写真の皿をひと目見た時、まさにハレの器だ!と思いました。気持ちがパッと晴れるような明るい色彩です。
九谷焼の古伊万里写し。別名、大聖寺伊万里とも。
起源は大政奉還の年(1867年)なので、さほど古くはありませんが、丁寧な手描きで綺麗な写しです。
写しとはオリジナルを模写した作品のことですが、ここまで緻密で繊細だと、単なるコピーやレプリカの粋を超えています。
明治-大正時代 径21cm
2025年2月18日火曜日
骨董ノ市2025
22日(土)から3月(日)まで
久しぶりに無地白のデルフトタイルを入手しました。
オランダ 18世紀 12.5cm
300年経っていて未だ真っ白な表面の釉薬と、白っぽい砂まじりの裏側の土感。
なんでもないプレーンさなのに相変わらず惹きつけられます。
タイルですが、角皿や角型コースターにも変身してくれるトランスフォーマー。
2025年2月17日月曜日
骨董ノ市2025* 2月22日から3月2日まで
瀬戸 太白手(たいはくで)
10年くらい前に、大阪の骨董市でこれを見かけたとき、店主が
「ええか、にいちゃん、焼きもののこと、おしえといたるわ。陶器と磁器があって、唐津焼は陶器、伊万里焼は磁器や。で、これは伊万里みたいやけど、ちがうねん」
「では、これは唐津焼ですか」
「いや、瀬戸やねん」
普段使いのフリーカップにどうぞ。
2025年2月14日金曜日
骨董ノ市2025
2月22から3月2日まで
今回のテーマが「ハレの骨董」と「ケの骨董」ですが、時代と共にその時々に生きる人の見方によって、価値が変容することもあるようです。
写真の小皿が良い例で、今の感覚で見ると、絵柄がなんか手抜きみたいでユルくてかわいいけど、これが作られた江戸時代にはちゃんとした茶道具のマジメなものだったようなのです。
絵瀬戸 五徳&火箸&炭?紋様 銘々皿
江戸後期 19世紀 径11cm
2025年2月13日木曜日
今月22日(土)から始まる骨董ノ市2025
出品する骨董をちょこちょこご紹介していきます。
根来(ねごろ)塗りの椿皿
江戸時代 14.5cm
朱漆が長年の使用により擦れ、下塗りの黒漆が顔を出す、そのコントラストが美しい漆器。
寺院の多い奈良に縁のある、お寺で使うために作られた、丈夫な本根来です。
高台の低い古格あるタイプ♡
2025年2月4日火曜日
近ごろ、 金継ぎのお問い合わせを
よくいただいています。
金継ぎと言っても、漆がベースのお直しですので、作業の9割くらいは漆を使います。
器が欠けて破片がない場合、欠けた箇所に充填するための漆のパテを2種類使いますが、今回はその内のひとつ、コクソ(刻苧・木屎)漆をご紹介します。
奈良時代に仏像彫刻の素材として、中国より渡来した、実に1000年余りもの歴史を誇る漆パテです。
2025年1月29日水曜日
2025年1月16日木曜日
今年最初の展示会
骨董ノ市 2025
2月22(土)−3月2日(日) 於 釧土
「ハレの日とケの日」と、最近とみに目にします。
「非日常と日常」 「特別な日と普段通りの日」
どちらかだけでも片手落ちな、一対となった言葉です。
今回は「ハレの日の骨董」と「ケの日の骨董」を念頭に
色々あつめてきました。
皆さまのお越しをお待ちしております。
2025年1月11日土曜日
雪がちらちら 降っています。
あんまり積もらず且つ凍らないでほしいなー
伊万里の猪口
江戸後期〜幕末 19世紀
ひらひらと華奢な線で描かれた唐草文様が可愛いす。
小さくて上品。
もとは煎茶器の生まれでしょうが、日本酒の猪口としても

1800円(税込)
2025年1月2日木曜日
明けましておめでとうございます♡
2024年末の和商市場での
出店では沢山のお客様にお越しいただき誠にありがとうございました!
新年の営業は1月6日(月)から初めます。
2025年はsendの屋号をつけて10年の節目となる年です。
我々も切磋琢磨しながら、本年もいっそうお客様に喜んでもらえるよう気張らせていただきます!
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!
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久しぶりに
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